好きにならずにいられない(原題:フーシ)
せっかく日々見た映画の感想をすぐ忘れてしまうので、記録用に出来たらなと。続けられたらいいな。
と、いうことで。今日はYouTubeの紹介動画のサムネで気になった「好きにならずにはいられない」を鑑賞しました。
タイトルだけ見ると、「ハッ!」と驚いた顔で手を口元に添える日本のアイドル卒女優と、どこの馬の骨かもわからないイケメソ男優が一緒に写って桜でも舞いちりそうなイメージのタイトルですが全然ちがいます。
アイスランドの43歳独身Do貞のママンと同居する巨漢童顔のおハゲおじさんフーシのお話です。趣味はフィギュア、ジオラマ。
いつも通り空港での荷物搬入の仕事を終えたフーシ。模型店でバギー型のラジコンを買い、団地のような自宅に帰ると、下の階に引っ越してきた少女がフーシの持つラジコンの箱を見て
「息子にあげるの?」
「ちがう」
「親戚の子?」
「そうじゃない…」
そして階段を上がり自分の家に入るフーシ。するとなんとママンが彼氏とfaxの真っ最中
と、なんともまぁ終始見るだけで気分が落ち込んでしまいそうな内容が続くこの映画ですが。私はこういう薄暗い映画大好きなんです。
この映画はアイスランド・デンマークで作られた2015年の映画(アイスランドて島国やねんてさ、イギリスとかフランスとかあるあの辺の左上らへんにあるみたい。しらんかった)
大きな体とは裏腹に、小さくささやかな毎日を送るフーシ。周りの人間に蔑まれたり、嫌な思いをしたりもするようなそんな日々のなか、小さな事がきっかけでフーシの生活は少しずつ変化していきます。
フーシ役のグンナル・ヨンソンの演技がよろしくて、特に息遣いと目線の動きが見事になんともいえない童貞ヲタ臭を醸し出しておりグッドです。日本人でもそうやけど巨漢童顔おじさんが何か不遇を受けていると、平均おじさんの2倍可哀想に見えるのがまた可哀想で可哀想で良い配役。フーシ以外のキャスト達もなかなか独特の雰囲気で惹きつけられます。
ただ、一つ気になるのがこの下の日本の広報用ポスター
これだけ見るとおとぼけおっちょこちょいおじさんの恋愛コメディ映画に見えてしまう。あまり偉そうなことは言えないが、そんな映画ではないと思うので、この記事のタイトルに添付してる画像のポスターのままで良かったと思うのね。どうも映画会社のリア充女子社員が一回見た感想をオシャレっぽいピンクの桜色ポスカでデコった感があってうーんむ
まぉそれでも映画自体はあらかじめ暗い映画やと分かっていたこともあり楽しく観られた。やはり雰囲気が良いです。不器用ながら真面目に生きるフーシの姿もよい
当然と言えば当然やけど、映画ってその作られた国の雰囲気が感じられて、その雰囲気に没入出来る感じがとても好き。ゲームとかと同じ感覚かな。
とまぁ脈絡も無く綴りましたが初回はこんな感じかな。もっといい感じに文章や言葉が使えるようになれたら良いな。ありがとうございまする。